お知らせ
理化学研究所らによる放射光実験の大容量データ即時圧縮技術の開発に貢献
理化学研究所(理研)放射光科学研究センター制御情報・データ創出基盤グループの初井宇記グループディレクター、高輝度光科学研究センター研究DX推進室の西野玄記主幹研究員、城地保昌室長、東北大学大学院理学研究科の齋藤真器名准教授らの共同研究グループは、放射光実験におけるX線画像検出器から出力される大容量データを即時圧縮するデータ処理基盤を開発し、大型放射光施設SPring-8において構築し、運用を始めました。
本研究で開発されたデータ処理基盤は、放射光実験で生成される大容量データの即時処理を可能にし、「測定後に解析する」運用から「測定しながら解析する」運用への転換を支えます。SPring-8-IIなど次世代放射光施設を支える 中核技術として期待されるとともに、高速・高解像度な検出器を用いる幅広い計測装置への応用も見込まれます。

図1 理研が発表したデータ処理基盤の構成。4月3日発表「放射光実験の大容量データの即時圧縮技術を開発」内の「図1検出器データ処理基盤の概念図」を引用(図提供:理化学研究所)。
①、④: Nishino et al., Journal of Synchrotron Radiation (2026), DOI: 10.1107/S1600577526000883, CC BY 4.0
②、③: 写真提供:理化学研究所
本研究成果が、国際結晶学会が発行する放射光科学分野の専門誌『Journal of Synchrotron Radiation』に掲載されたことを、大変喜ばしく思います。
世界最先端の科学技術開発に、当社、日東コンピューターサービス(株)が貢献できましたことを、大変光栄に存じます。
本研究で開発されたデータ処理基盤には、Linuxのサーバー構築・運用能力、健全性の監視システム構築、CITIUS検出器の電気調整など、ハードウェア・ソフトウェアの垣根を超えた当社の技術力を結集した支援体制が役立てられ、当社の強みを象徴する代表的な事例となりました。
長年の技術蓄積と新規技術の導入・活用を通じた要件定義から運用・保守までを一貫して担う総合力で、今後も社会の発展に貢献してまいります。
<理化学研究所 研究成果(プレスリリース)2026>


